★賛同しています→歴史同人注意報





――――わたくしたちは死しては生まれ、また宇宙に回帰する。
まるで、散っては咲く桜のように――――。






「桜と喪失の10題(by.桃水玉屋)」より

散  桜  色







第一章 運命の誘い

   (1) ・ (2) ・ (3)

  いにしえより続く籠宮の巫女姫としてうまれた海部厳子は、如意輪観音に導かれるように都に上がってくる。
  それは、逃れられぬ宿命の誘いでもあった――。




第二章 幽愁の椒庭

   (1) ・ (2) ・ (3) ・ (4)

  厳子の仕える皇太弟は、淳和天皇として即位した。
  それに伴い、彼女は権謀渦巻く後宮の闇に呑まれてゆく事になる……。




第三章 麁乱荒神

   (1) ・ (2) ・ (3) ・ (4) ・ (5)

  空海の援けにより後宮から逃れた厳子。
  が、淳和天皇は彼女を忘れられず、彼女は空海の手により出家することを望むようになる。
  が、空海は首を縦に振ろうとはせず、厳子を宿命の坩堝に投げ込む。




第四章 回帰するいにしえ

   (1) ・ (2) ・ (3) ・ (4) ・ (5) ・ (4)up!

  空海と謀った麁乱荒神により犯されてしまった厳子は、荒神を受け入れる決意をする。
  夢により見せられる、空海と弁才天女、そして厳子の宿縁。
  厳子はいにしえの記憶と悲しい現実に対峙することになる。





…………以下連載中…………




「桜と喪失の10題」

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