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二日目詳細

 二日目は、それぞれ別行動でした。
 時世さんとJFKfさんは、美保関と境港方面に行かれました。
 葦原さんとつっちーさん、さいらさんとはせがわは八重垣神社に向かいました。
 昨年、八重垣神社は改装中で、去年出雲旅行したはせがわは見られませんでした。が、今回は造営も済んでいて、拝殿や本殿を見ることが出来ました。
 八重垣神社は、須佐之男神と奇稲田姫とふたりの子、青幡佐久佐彦神が祭られています。
 この神社は、奇稲田姫が八岐大蛇に襲われたときに、須佐之男神が彼女を匿った場所といわれ、奥の院に奇稲田姫の姿見の泉といわれる鏡の池があります。
 鏡の池では、占いができます。この占いは、おみくじの薄紙に十円玉を乗せて、池に浮かべることによって占うことができ、早く沈んだ人ほど早くいい出会いがある、というものです。
 ここでは、皆盛り上がりました(^ ^;)。

 八重垣神社参拝のあと、神魂神社や八雲立つ風土記の丘(資料館は2003年現在、改装中で見られません)に行く予定でしたが、神社の横にあるレンタサイクルのお店が休んでいたため、断念しました(T T)。
 なので、松江駅まで戻り、松江駅でさいらさんと別れました。さいらさんはこのあと足立美術館と米子にある井上靖記念館に行かれました。

 葦原さんとつっちーさん、はせがわはこのあと、美保神社に向かいました。
 美保神社は同じ島根県内とはいえ、境港(鳥取です)側にあり、松江からバスで美保関バスターミナルまで30分乗り、町民バスに乗り換えて30分というところにあります。
 バスターミナルまでは順調に行けました。
 ……が、バスターミナルに着いたものの、美保神社行きのバスは出たばかりで、二時間くらい待ちでした。非常にまずい状態です。
 でも、捨てる神あれば拾う神ありといいますか、同じく美保神社に行く予定だった方が同じバスに乗ってこられてまして、その方とタクシーに乗り合わせて美保神社に向かいました。美保神社まで、方道4400円でしたが、ワリカンにできたので、本当に助かりました。
 島根県内に来られる方、どこに行くにしろ、余りバスがないので、車に乗ることができる方は本っ当にレンタカーをお勧めします。車が乗られない方は、下調べ要です(爆)。

 美保神社に着いた頃、現地では小雨が振っていました。
 天候のせいもあるのか、美保神社境内はしんと静まり返っていました。ひんやりと気持ちよく、不思議な心地がしました。
 喪中なので控えなければいけなかったのですが、ついつい境内をぐるりと廻ってきました。
 この神社の建築様式は珍しく、大社造りの本殿がふたつ連なっている比翼大社造りです。男造りの千木と女造りの千木が目印です(ちなみに、出雲大社の千木は男造り、神魂神社の千木は女造り)。
 美保神社の祭神は、稲佐浜のところで書いた大国主神の子・事代主神と、国譲り後に大国主神に婚された稲穂の神・三穂津姫です。
 事代主神は釣り好きの神様で、国譲りのエピソードでも釣りをしています。この神様は、えびす様として有名です。
 三穂津姫は日本書紀で高御魂神の娘として登場します。書紀では、彼女が結婚したのは大物主神とあります。大物主神と大国主神は同じとされていますが、真実どうなのか、興味があるところです。
 また、事代主神と大物主神は神武天皇皇后・姫踏鞴五十鈴姫(イスケヨリヒメ)の父として神話のダブるところがあり、古事記では大物主神、日本書紀では事代主神とあります。

 帰りもバスが余りなく、16時17分頃松江を出立される葦原さんとの兼ね合いで、行きしなタクシーをご一緒した方と待ち合わせをすることになりました。
 それまでの間、青石畳通りを通り、仏谷寺に行きました。
 このお寺は、隠岐島に流された後鳥羽上皇と後醍醐天皇が行在所にしていたところです。
 人がいなかったので、こじんまりとして、すこし寂しい雰囲気でした。
 このお寺に、八百屋お七の恋人、吉三の墓があったのにはびっくりしました。

 美保関はイカで有名で、神社前でも焼きイカが売られていました。醤油の香りがとても美味しそうでした。
 あと、魚の干物がここでもありました。

 松江に戻る寸前、美保関灯台に行かれていた時世さんとJFKfさんと合流、境港に渡られるふたりとお別れの挨拶をして、タクシーに乗り込んでバスターミナルに戻り、松江駅に向かいました。

 松江に戻ってから、県民会館の近くにある出雲そばのお店でお昼にしました。
 今度は暖かい月見そばを頼みましたが、そば湯にそばと卵が入っていて、別に出されたダシを加えながら辛味を調節する、という面白いものでした。

 お昼を済ませ、島根県立博物館に行きました。
 ここでは、国宝の荒神谷遺跡出土の銅剣・銅矛や重要分化材の加茂岩倉遺跡の銅鐸が展示されています。
 他に、勾玉や出雲国風土記のことなど、はせがわが大ブレイクしそうなものばかりでした。
 そして、案の定大ブレイクしました(笑)。
 資料コーナーやパソコン検索コーナーでひとりニヤニヤしながら見ていました。

 島根県立博物館見学のあと、葦原さんとお別れして、つっちーさんとはせがわの二人行動になりました。
 まず、寄ったところが、タウンプラザしまね(島根市町村振興センター)。
 ここには、島根県内の様々なパンフレットが置いてあり、観光スポットの紹介がされていました。
 パンフレットが取り放題だったので、はせがわ、張り切りました(^ o ^)。

 そのあと、松江堀川めぐりでもしようか、という話になりましたが、雨がきつくなったので、雨宿り代わりにレイクラインバスに乗って松江市内をぐるっと廻ってきました。
 塩見縄手や月照寺(松江藩主の菩提寺)、松江しんじ湖温泉に宍道湖沿いを走ってルイス・C・ティファニー庭園美術館、松江大橋、島根県立美術館を経由し、松江駅に戻りました。

 松江駅に戻ったところで、17:00になりましたので、喫茶店に入って時間を潰したあと、つっちーさんにお礼を言って、京都駅行きの高速バスに乗りました。
 このバス、JRバスでは出雲エクスプレス京都号になっていますが、一畑バスでは名称が「出雲阿国号」になっていて、出雲阿国のロゴまで入っていました。東京からの「スサノオ号」もスサノオのロゴが入っているとか。一畑バスってお茶目ですね。

 松江から京都までの道のり、夜行バスでは途中停車がありませんが、昼行バスでは大山PAと安富PAで停まりました。
 なので、大山PAで大山カフェオレを買ってバス内で飲みました。本当に、美味しかったです。
 大山といえば、何回か出雲に行っているにもかかわらず、わたし、ご縁がなくて一回も見てません(涙)。

 約4時間バスに揺られて、40分ほど早く京都に到着し、はせがわの出雲旅行は終わりました。
 出雲旅行オフ会に参加された皆様、お疲れさまでした(*^ o ^*)。


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