一日目詳細

 夜行バス組(はせがわ・葦原さん・つっちーさん・裟姫羅さん)の待ち合わせ場所はJR出雲市駅前のツインリーブスホテル出雲のレストランでした。
 ここのレストランの朝食はバイキングで、しじみの味噌汁とか、島根名産も含まれていました。

 食事が終わると、バスで出雲大社に向かいました(所要時間約30分)。
 丁度、旧暦神在月で、全国の神様が出雲大社に集まっておられるときです。
 ですが、はせがわは服喪中(一週間前に飼い猫が逝ってしまいました。T T)ので、正式参拝なしでした。折角の機会だったのに……。
 実は、喪中でなければ、妹に縁結びのお守りを頼まれていました(出雲大社は縁結びで有名)。
 神在月の真っ最中なので、流石に、人が多かったです。観光バスで来られた方々が沢山いて、にぎやかでした。
 出雲大社でいいなぁ、と思った場所は、出雲大社本殿裏の素鵞社(祭神・須佐之男神)でした。清々しい気が満ちていて、心地よかったです。(本殿前は、ひたすら明るかったです。^ ^)
 本殿の敷地のなかでは、神在月の行事が行われていたようです。

 出雲大社境内にある神コ(示+古)館(宝物館)には、出雲大社の宝物が展示してあります。境外社・命主社から出土した碧玉の勾玉や銅剣があります。
 出雲大社といえば、2000年に出雲大社の旧本殿の柱が見つかりました。現在、境内に柱の出土した場所が赤い円で徴してあります。

 昼頃、出雲大社正門前で時世さんとJFKfさんと合流し、出雲そばで昼食しました。
 出雲そばは殻ごとそばの身を挽いた、黒光りしたおそばで、はせがわは三色割子そばを食べました。香ばしくて、美味しかったです。

 昼食後、バスで日御碕に向かいました。
 途中、バスの中から稲佐浜を見ました。
 稲佐浜は国譲り神話に所縁の場所で、天孫族が上陸した場所です。この場所で、建御雷神が大国主神に出雲を譲るように迫ります。
 大国主神は長男の事代主神(美保神社の祭神のひとり)に事の是非を問います。事代主神は「畏し」と言って、父に国を譲るように勧め、自分は海中に青柴垣を作って籠ってしまいます。
 大国主神は次男の建御名方神に是非を聞きます。建御名方神は戦うことを主張し、建御雷神と戦いますが、諏訪に敗退します。
 ふたりの息子の行く末を見た大国主神は、天神に、自分は幽世に行くから、杵築に自分を祭る天日隅宮を作るよう要請し、天照大神は承諾します。それが、出雲大社の起こりです。
 車窓から、建御雷神と大国主神が談合した屏風岩が見えました。

 出雲大社からバスで30分あまりで、日御碕に到着しました。
 日御碕には日御碕神社があります。
 日御碕神社には神ノ宮(須佐之男神)と日沈宮(天照大神)の二宮があります。が……神ノ宮は工事中でした。ですが、巫女さん曰く、「まだ、お宮に神様がいらっしゃいますよ」とのこと。
 ここで、おみくじを引きましたが、裏面のお告げが、すごく当たっていました。「あー、そうかもしれへん」と思いました。

 日御碕神社から、日御碕を散策しました。目指すは、日御碕灯台です。
 道中、孤島・経島が見えてきました。この島はウミネコの繁殖地で、昔、日沈宮はここにあったそうです。
 灯台までの散策路には、お店が並んでいて、魚やイカの干物が売っていました。なかには、エイの干物やサメの歯も。ちょっと怖かったです(^ ^;)。

 日御碕灯台は、石積みの灯台としては東洋一で、とても高いです。
 高所恐怖症のわたし以外の皆さんは灯台を登っていかれました。急な螺旋階段できつかったらしいです。
 はせがわは、見上げるだけでもめまいがしそうでビビっていました(爆)。
 しかし、そこから見る日本海は水平線がはるばるとしていて、とてもよかったです。天気のいい日なら、隠岐島も見えるらしいです。

 日御碕周遊後、バスでJR出雲市に戻り、一畑電鉄で松江市に出ました。
 一畑電鉄の松江しんじ湖温泉駅前に足湯が出来ていて、びっくりしました。いつの間にできたんだ〜と思っていましたが、時間の都合でパスし、武家屋敷周辺まで行きました。
 ここで自由行動で、男性陣は松江城に登り、女性陣は小泉八雲資料館に行きました。
 小泉八雲資料館では、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の遺品が展示されていまして、手紙や文房具など置かれていました。
 その後、松江城の下で合流し、JR松江駅に向かいます。
 玉造温泉方面の電車が来るまで、松江駅の喫茶店でお茶していました。

 午後6時頃、その日の宿、玉造温泉「佳翠苑皆美」に到着しました。
 この宿は、昭文社マップル版「温泉&やど 西日本版」の読者ランキングで9位になっている宿です(上位10位はほとんど九州でした)。
 わたしは何度かこのお宿に宿泊させてもらっていましたが、今回は直接予約だったので、期待半分、という感じでした。
 が、予想はいい意味で裏切られました。
 最初、旧館で予約していたので、どのような部屋かな、と思っていましたが、結構新しい瑞光館でした。大部屋で次の間も何か所かありました。
 その上、女子郡には色浴衣が付いていました。直接予約だったので、期待はしていませんでしたが、思った以上のもてなしをしてくださっていたので、嬉しかったです。
 接客係の仲居さんも親切で、お給仕とかすごいタイミングで出して下さいました。
 お風呂もいいし、もう、文句無しに満足できました。


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